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2020/07/04

WARから見る2004年NL MVP


"MLB史上最も恐れられた男"
ボンズを歩かせるクレメンス
#首位打者.362(2度目)
#最多四球232(MLB歴代1位)(5年連続10度目)
#最高出塁率.609(MLB歴代1位)(4年連続8度目)
#最高長打率.812(3年連続6度目)
#最高OPS1.422(MLB歴代1位)(4年連続9度目)
#最多敬遠120(MLB歴代1位)(3年連続10度目)
#シルバースラッガー賞(5年連続12度目、史上最多)
#MVP(4年連続7度目、史上最多)


 本年のナショナルリーグは野手が軒並み高レベルで、OPSが1.0を超える選手が8人もいました。

 永らく「未完の大器」と言われ続け、この年遂に大爆発したエイドリアン・ベルトレー(LAD)。
 メジャー30球団で最強のクリーンナップを形成したSTLの大砲三門。
 「白いボンズ」と言われるも、怪我で中々一流になれなかったJ.D.ドリュー(ATL)。
 チッパー・ジョーンズから「最強スイッチヒッター」の座を奪ったランス・バーグマン(HOU)。
 3割30本100打点40盗塁を残しながらも相変わらず投票では下位に沈んだ「THE 過小評価代表」ことボビー・アブレイユ(PHI)などがその代表です。

 さぞかしMVP投票は接戦になるかと思われましたが、そこにはやはりあのバリー・ボンズが立ちはだかったのです。

 本年のボンズは、2002年に自身が記録した複数のメジャーレコードを再び更新し、史上初の4年連続、通算7度目のMVPを受賞したのです。ボンズ以外のMVP最多記録は、ミッキー・マントル、スタン・ミュージアルらの3度が最多で、7度という受賞回数がいかに飛びぬけているか分かります。現在ではマイク・トラウトという次代の最強選手が28歳にして3度受賞しており、ボンズの記録に並ぶ可能性もありますが、実際には無理に近いでしょう。
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2020/02/01

WARから見る2004年AL MVP

"ナ・リーグから移籍してきた野人が初の栄誉"
ヴラディミール・ゲレーロ

#最多得点
#最多塁打(2度目)
#シルバースラッガー賞(4度目)


 2004年のメジャーリーグと言えば、ボストン・レッドソックスがバンビーノの呪いを打ち破り、86年ぶりにワールドチャンピォンに輝いたことで有名です。そのレッドソックスの中心選手と言えば、野手は3割40本130打点を記録した、マニー・ラミレスとディビッド・オルティスの大砲二門であったことに異論は無いでしょう。ただ二人とも打撃専門の選手であり、残念ながらシーズンMVPを獲得するまでには至りませんでした。
 本年のシーズンMVPは、この年エクスポズから5年7000万ドルでエンジェルスに移籍してきたヴラディミール・ゲレーロでした。ハイアベレージとパワー、そして恐ろしい程の強肩を併せ持つ最強選手の一人として認知はされていましたが、如何せんエクスポズという人気の乏しい球団にいたことと、ポストシーズンに出場したことがなかったため、今一つ実力と知名度が比例していない感のある選手でした。しかしエンジェルスに移籍した本年はその実力を如何なく発揮してチームを地区優勝に導き、見事初のMVPに輝いています。
 ライバルとなったのは、同じく移籍(ブレーブス→ヤンキース)したばかりの実力者ゲーリー・シェフィールドでしたが、ゲレーロを上回るほどの評価を得られず、投票では大差でゲレーロに敗れています。
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2020/01/08

WARから見る2003年NL MVP


"500-500を達成したボンズに次代の最強打者が挑むが"
プホルスとボンズ

#最多四球(4年連続9度目)
#最高出塁率(3年連続7度目)
#最高長打率(3年連続6度目)
#最高OPS(3年連続8度目)
#最多敬遠(2年連続9度目)
#シルバースラッガー賞(4年連続11度目、メジャー記録)
#MVP(3年連続6度目、メジャー記録)


 バリー・ボンズが2001~2004年の間、常識を破る成績を残し続け史上最強打者として君臨したのは有名な話です。ただ本年は、その中でも最もパフォーマンスを落としていた年でした。実父であるボビー・ボンズを亡くし、忌引きリストにも入ったのがその原因と言われています。
 その間に次代の最強打者として、さらに成績を伸ばしてきたのが3年目のアルバート・プホルス。素晴らしいパワーに加え首位打者まで獲得したその打棒は、十分に新しい可能性を感じさせました。しかしプホルスが所属するカージナルスは勝率5割を突破するのがやっと。逆にボンズが所属するジャイアンツはシーズン100勝を達成、2位のドジャースに15.5ゲーム差をつける圧倒的な優勝で、MVP投票でも1位票32票中28票をボンズが獲得し、残念ながら史上最強打者の牙城を崩すには至っておりません。
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2020/01/02

WARから見る2003年AL MVP

"最高年俸選手がようやく初の栄誉"
A-RODレンジャース

#本塁打王(3年連続3度目)
#得点王(3度目)
#最高長打率
#シルバースラッガー賞(6年連続7度目)
#ゴールドグラブ賞(2年連続2度目)


 2003年ア・リーグのMVP争いは、ポストシーズンに進出したチームの中では小粒な選手が多く票が広範囲に分散し、実に10名もの選手に1位票が投じられる結果となりました。その大激戦の中で栄冠を得たのは、最高年俸選手ことアレックス・ロドリゲス。レンジャースに移籍してから3年連続で本塁打王を獲得しましたが、チームは3年連続最下位に沈んだままでした。しかし奮闘が認められたのか、本年はようやくA-RODがMVPを獲得することに。

 なおライバルとなっていたのは、ブルージェイズの大砲カルロス・デルガド、ヤンキースの扇の要ホルヘ・ポサダ。投票では1位票28票中6票がA-RODに、デルガドとポサダに5票ずつ投じられ、僅差でA-RODが獲得しました。

 また本年は、日本野球界が誇る最強打者、松井秀喜がMLBに挑戦し話題となりましたが、AVG.287/OBP.353/SLG.435に終わり、スラッガーがMLBに挑戦することへの高い壁を感じさせられた年となっています。
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2019/12/11

WARから見る2002年NL MVP


"進化し続ける史上最強打者"
ボンズ2002

#首位打者
#最多四球(メジャー記録)
#最高出塁率(メジャー記録)
#最高長打率
#最高OPS(メジャー記録)
#最多敬遠(メジャー記録)
#10度目のシルバースラッガー賞(メジャータイ記録)
#5度目のMVP(メジャー記録)


 本年のMVPは、前年73本塁打をかっ飛ばし史上最多4度目のMVPを獲得したバリー・ボンズが、再びメジャー記録を更新しまくり、5度目のMVPに輝きました。もはや史上最強打者の称号を固めつつあるボンズですが、特に素晴らしかったのがポストシーズンでの鬼人の如し活躍で、全く勝負してもらえない中、僅かにストライクゾーンを通った球を寸分の狂いなく仕留める姿は、全メジャーファンに恐怖を与えました。
 残念ながらワールドチャンピォンの称号を手にすることは出来ませんでしたが、MVP投票では32個の1位票を全て集め、満票での受賞を果たしております。
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